- 2006-04-05 (水)
「えひめAI」を作るぞ!
作るぞ作るぞ!
と,一人で盛り上がっているわけである。
いや盛り上がっていると言っても,ある夜ふと思い出して作り方と材料を調べただけのことであり,
またまたふとバスの中で思い出して帰り道にスーパーで材料を買って帰ってきただけのことなので,
別に「えっひっめ!えっひっめ!」と声をあげて騒いでいるわけじゃない。
などと冷静を装いながらもちゃっかり百円ショップで「えひめAI用きりふき」を3個購入していることから察するに,
心の中で密かにえひめコールを上げていてもおかしくないくらいには盛り上がっていたのだ。
さて肝心の作り方と材料だが,宇宙船地球号によれば
えひめAI(あい)の作り方
1. 材料をまぜる(500mlのペットボトルなどで作る場合)
納豆1粒、イースト2g、ヨーグルト25g、砂糖20g、水400ml
2. 35度の温度で1週間ほど発酵させる。 【注意】容器のフタはゆるめておく。
3. なめて酸っぱければ完成。
となっている。
なるほど要は水とヨーグルトと納豆とイーストと砂糖だ。
乳酸菌と納豆菌と酵母菌だ。
「えひめAI」とは愛知県工業技術センターが開発した環境浄化微生物なわけで,
材料を見る限りではいかにも環境を浄化しそうな微生物達が育ちそうな組み合わせだ。
「いかにも」なんて偉そうに言ったけど,
きっと開発元の愛知県工業技術センターには「えひめAIの生みの親」と呼ぶべき技術者さんがいらっしゃるわけで,
その方が何年も実験や失敗を重ねて割り出した大変ありがたい組み合わせでもあるはず。
そんな徒労の作である製造方法を惜しげもなく事細かに公開されたのには,きっとその技術者さんの地球環境や微生物に対する熱い想いなり情熱があったからに違いない。
世の中を動かす情熱。
そうだ人を動かすのは情熱なんだと愛媛に息づく熱い想いに感謝の念を抱いた私は
「さあ作るぞ作るぞ微生物を作るぞ」と鼻をふんふんしながら買ってきた材料を繁殖と分解の連鎖に送り込むべくビニール袋から取り出した。
※例によってクリックで拡大される
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まずは水である。
森の水500mlだ。
必要なのは500mlペットボトルに450mlの水なので,
ちょっと捨てる。
ここで欲張って500mlの水で作ろうとすると後に後悔することになる。
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ヨーグルトときたら,なんて言ったってブルガリアヨーグルトだ。
発祥の国トルコの隣国なんだから,間違いのあるわけがない。
賞味期限が4月6日(翌日)なので,
3Pで96円と大変お買い得になっていた。
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イーストはスーパーカメリヤだ。
「どこがスーパーなの?」とお子様にきかれると菌も困っちゃうかもしれないが,
ただのカメリヤにはない何かを持っているに違いない。
ちなみにカメリヤとは椿のことだ。
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砂糖は我が家に備えてあった。
ばら印だ。
椿と薔薇のハーモニーは牡丹と薔薇のそれをを上回るやもしれない。
材料は揃った。
ここからいよいよ製造過程のうちで数少ない「実際に手を使う作業」に入る。
自分自身の手で組み合わされ,育てられた微生物達が
汚れを分解し
自ら微生物の棲みよい環境を整え
排水パイプから下水,川,水処理場へと広がり
水質を改善しながら他の生態系にも善なる影響を及ぼし
日本へ,世界へと羽ばたい波及してゆく様を想像すると
なんとも言い知れぬ興奮が身をよぎり鼻ふんふんなのである。
とは言ったものの,こんなマンションの一世帯で「えひめAI」を使っても何も変わらないかもしれないという不安もある。
私の育てる微生物は近くの川どころかこのマンションから外へ出ることさえもないかもしれない。
たとえ少しなりとも影響があったとしても,それを知る術だってない。
それでも,地球環境といった大きなテーマに対する取り組みは
個々人が自覚や認識を持つところから始まる。
たとえ小さなことでも,誰かが始めれば何かが変わるかもしれない。
納豆とヨーグルトとドライイーストに地球の全てを託すわけではないけれど,
消臭やヌメリ取りに効果があって,人体にも無害で,しかも環境に優しいどころか全ての生態系の土台を担う微生物を元気付けてくれる方法があるのなら
ちょっくらどっこい始めてみようかとも思うものだ。
次回は具体的な攪拌作業から培養までのお話
- 次の記事: えひめAI(あい)VOL.03 攪拌・培養
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