- 2002-02-25 (月)
- カテゴリ:コラム「日々想う」

ちょっと前の話ですけど,部屋の大掃除をしていたらゴミ箱がなかなかに汚れているのを発見しました。
底の部分にどうもビニール袋から漏れたと思われるコカコーラがこびりついていたのです。
これは,もう,マイペット&雑巾複合攻撃しかないだろうと思い,台所に雑巾を取りに行きました。
ところが,いつもならビッシリ雑巾が詰まっているはずのタオル棚には,その用途から幽かな黒ずみや埃っぽさを湛えつつも一生懸命に洗濯済みですスタンバイOKですとアピールしながら山盛りになっているはずの我が家の雑巾達のその姿が,一つも見当たらなかったのです。
これは・・・全員出張中(洗濯機に)ということはないだろうから・・・もしかしたら一斉検挙(廃棄)されてしまったのか・・・いやしかし問題なのは何故ここに雑巾達がいないのかということではなくて,部屋の大掃除の一環としてゴミ箱を綺麗にするために必要な雑巾がいないということ自体が問題なのだ何故ならば部屋の大掃除とは思い立ったその日に一気にやり遂げなくてはならないのであってもしもよりによって翌日に持ち越しなどという運びになったらきっと恐らくゴミ箱のクリーニングなどすっかり忘れてしまい1ヶ月も2ヶ月も先まで思い出すことはなくなってしまうだろう,
などと思いいっそ自分で雑巾を作ってしまうことを決意しました。
で,

完成品
実に「いい仕事してますね」な雑巾が完成しました。
そろそろ引退できそうな洗顔タオルを一枚しょっぴいてきて,半分の大きさに裁断,
それを更に半分に折りたたみ,3方を縫い塞ぎ
袋になっている中央部分一帯に十字に縫い通し中に空洞ができないようにする,
しかも,ある程度の重労働にも耐え得るよう全ての縫合箇所で使用した糸は2重になってる,
という言わば至高の一品。
それに,もとになったタオルが洗濯直後だったためか,さりげなくいい匂いがしていたりもします。
手触りもふわふわとしていていい気持ち。
そのサイズも丁度手に収まるコンパクトさがどこか愛しげだったりもします。
ということで,ゴミ箱・マイペット・雑巾の3者が揃い,いざコカコーラのこびりつき退治へ。
ここで手順を確認
1.ゴミ箱の底に向かいマイペットを惜しみなく噴射
2.1分ほど待機して汚れの浮き出てくるのを待つ
3.茶色を呈したマイペットを雑巾で吸い取りつつ底に残っているであろうこびりつきも拭き取り去る
オーケー準備は万端です。
では先ずは手順1に取りかかりましょう。
ここでのポイントはマイペットを液体モードで吹き付けたあと,噴射口に滴となって残った微量の液体をいかに床にこぼさずに手際良く終わらせられるかということ。
ここは危なげなくクリア。
続いて手順2です。
ここでのポイントは食器の漬け置き洗いと同じに,一度浮かび上がった汚れが再び付着し始める前に液体ごと拭い去るそのタイミングを逃さないということです。
ここでは一服するなりテレビを見るなりして時間をつぶしましょう。
そしてタイミングを見計らって,手順3の雑巾投入です。
自身で作り上げた雑巾,その性能を試すべく,行け!我が子よ!
と言わんばかりの勢いで雑巾を手にします。
ぬおおおおおお
・
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ふわふわ
・
・
・
ふわふわ
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・
・
ふわふわ
このとき,雑巾をゴミ箱に投入するべく振り上げた手を,私は指先から伝わるこの感触に思わず止めていました。
雑巾を折りたたんだり,また開いてみたり,弄んでみると鼻をくすぐる洗剤のいい匂い。
ふわふわ
いい匂い
・・・・
← 問題のゴミ箱
ふわふわ
いい匂い
・・・・
そして私は,私がその雑巾に抱いていた感情に気付き愕然としました。
そう,私は雑巾に対し,並々ならぬ愛着を感じていたのです。
いや愛着と言うよりも,
ふわふわでいい匂いのするこんなに可愛い雑巾をどうして使うことができようか,という単純な感情
というよりもむしろ,
ふわふわでいい匂いのするこんなに可愛い雑巾をゴミ箱の汚れをたっぷりと含み茶色く色づいたマイペットに浸すという行為自体が人間として間違っているような気がしてならなくなってきていたのです。
結局この後マイペットはティッシュペーパー10枚重ねでふき取りました。
将来自分に子供が出来たら親バカになることを確信しつつ
雑巾をたたみタオル棚にしまいました。
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