- 2002-03-19 (火)
今日は腹が痛い。
朝牛乳を飲んだからだ。
私は牛乳を飲むと決まって腹を下す。
腸に乳糖を分解する機能が備わっていないかららしいということはずっと昔に知っていた。
日本人の何割かにあてはまることであるし,物心ついた頃からの話なので別段気にもしないがとにかく腹が痛い。
コップ一杯の牛乳が命取りである。
が,確実にそして安全に腹を下す手段があるというのは便利なものであり,おかしな話しだがいつかこれを利用する機会が来ることを心待ちにしてもいる。
昔,日本人の牛乳神話に疑問を投げかける内容の本を見かけたことがある。
本屋で立ち読みした程度だが,「人間が牛の乳を飲む時点でおかしい。他の種族の乳を飲む動物など人間くらいだ。もともと人間は牛の乳を飲むようにはできていないのだ。しかし昨今,特に戦後の日本では学校給食にまで牛乳が出てくるほど日本人は牛乳のもつ栄養素に対して絶大な信頼をおいている。だが,牛乳は最近増えてきたアトピーや花粉症などアレルギー症状の一因ともなってるのであって,我々はこの考えを改めるべきだ。」という強烈な内容であった。
多分,この著者も腸に乳糖を分解する機能が備わっていないのであろう。
私と同じで,牛乳を飲むと腹を下すのである。
こんな本を書きたくなる気持ちは分かる。
出版の過程の調査で牛乳神話支持者側から見て不利なデータを見つけた時はさぞ嬉しかったことであろう。
半ばやけっぱちだ。
そしてついに本は店頭に並んだ。
ひょっとすると出版社の担当者も腸に乳糖を分解する機能を備えていなかったのかもしれない。
この本の表紙を描いたデザイナーも腸に乳糖を分解する機能を備えていなかったのかもしれない。
この本を刷った印刷会社の社長も腸に乳糖を分解する機能を備えていなかったのかもしれない。
すなわち,「牛乳を飲むと腹を下す人間の集団」によって作り上げられた本だ。
執念の勝利である。
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どうでもいい話だが,上の文章中,「本屋で」という言葉がでてきた。
これを打ったとき,「本やで」という変換ミスが起きた。
本やで
大阪弁か。
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大阪弁の添削をしてくれた シンさん ありがとう
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